この頁は基本的な褌の締め方の頁です。 ご質問はorder@fundoshiya.comまでお気軽にお寄せください!! |
越中俊文さんのホームページ、「日本の伝統的衣装褌で紹介されこのたび褌屋で制作する事となりました新しい褌です。形は前垂れ式に締めた六尺褌に近いですが、越中褌の軽快な締め心地と六尺褌の締め心地を足したような褌です。
褌の割れているところを軽く結びます。
きつく結ぶと割れ目からさけてしまうおそれがありますのでご注意ください。
画像のように紐の部分をかたいっぽうずつ手にもって尻側に当てます。
手に持っている部分を前に回してへその下あたりで交差させて六尺褌の紐の部分を巻く要領で両側に巻き込んで行きます。
このとき紐を巻く前によじったほうがよいです。
尻側にたれている前垂れ部分を股間を通し三で巻き込んだ部分に通します。このとき前垂れの縫い目が中になるようにします。
股間に前垂れを通すとき前垂れの両側をもって少しきつめにひっぱったほうが良いです。
前垂れをそのまま前に垂らして形を整えましたら完成です。
後ろ側からみると六尺褌のようになります。
■褌屋から一言
六越褌の締めた感じですが、一見ゆるそうですが股間に前垂れを通すとき前垂れの両側をもって少しきつめにひっぱるのと前で巻き込むことによってゆるくなくかなりフィット感があります。越中褌の締めやすさと六尺褌のしっかりとした締め心地が両方あるといった感じです。
六尺褌の締め方はたくさんの締め方があります。ここでは初めての方でも簡単に締めて頂ける基本の締め方をご紹介いたします。文中に軽くねじると出てきますがこれも堅くねじって締めてもよいです。そのほうが見た目はかっこいいかもしれませんが、ズボンの下などでは痛いかもしれません。いろいろ何回か試されましたらここはもう少しねじったほうがよいとかいろいろコツがわかってくると思います。とにかく六尺褌の締め方は慣れることが大切です、慣れて締め方のコツをつかんでしまうと驚く程簡単に締められるようになります。また人によっては下にしめした締め方とは左右逆に締める方もいます。画像の中の後側というのは体の尻のほうで、前側というのは体の前のことです。
六尺褌を広げて、その端を肩にかけるか口にくわえて股間にくぐらせます。この時六尺褌の縫い目の折り返しのないほうを体のほうにあてます。六尺褌のちょうど中心あたりが股間にくるようにすればよいです。
一で股間に通した部分を軽くねじって腰に一回巻きます。そして図のように後ろでからめます。この状態では一で肩にかけるか口にくわえているもう一方の六尺褌の端はまだ肩にかけたままか口にくわえているままです。
二でからめた六尺褌の端を腰の部分に図のように巻き込みます。この状態では一で肩にかけるか口にくわえているもう一方の六尺褌の端はまだ肩にかけたままか口にくわえているままです。
一で肩にかけるか口にくわえていたもう一方の六尺褌の端を前に垂らします。そして前で垂れ下がっている部分を一と同じように股間にくぐらせます。ここで前は二重になります。
四で股間にくぐらせた部分を軽くねじってたてみつ(A)の部分に縦に軽く巻き込みます。巻き込む回数はお好みですし巻き込まない方もいます。
たてみつに巻き込みましたら、次は三で巻き込んだ方とは逆のほうに巻き込んでゆきます。そうしますと図のようになります。両方の上に飛びで出ている六尺褌の端の部分はこのような形でもよいですし、そのまま巻き込んでいってもいいでしょう。
前袋を整えましたら完成です。
越中褌の締め方はいたって簡単です。ここでご紹介するほどでもないかもしれませんね。画像の中の後側というのは体の尻のほうで、前側というのは体の前のことです。
まず、越中褌を広げます。ひもを片方ずつ手に持って前垂れの縦の縫い目の折り返しがあるほうを尻のほうに向けて図のようにひもの部分が背中の腰のあたりになるようにあてます。
一で両手に持っていたひもを体の前に回して前で結びます。結び方の強さはお好みで調節します。そして尻のほうに垂れ下がっている前垂れを股間を通して体の前にもってきて図のように先ほど体の前で結んだひもの下を通します。通しましたら前垂れの端を両手でもってぐいっと上へひっぱります。余談ですが、ここで大事な部分の収まりを調節致します。
二で上にひっぱり上げていました前垂れをそのまま前に垂らして形を整えましたら完成です。
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